平成27年度の掲載内容
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畑中良輔先生(12回生) ご逝去
新国立劇場の初代オペラ部門芸術監督を務めたバリトン歌手で音楽評論家の畑中良輔(12回生)さんが5月24日、死去しました。
畑中良輔さんのプロフィール(ウィキペディア)
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「畑中良輔先生 お別れの会」に出席して
坂口秀俊(43回生、九州産業大学 特任教授)
平成24年7月7日(土)に、東京都青山葬儀所で行われた「畑中良輔先生 お別れの会」(青の会主催)に出席した。 天候は雨だった。 午後2時開会予定だったので、参列者が多いことが予想されたこともあり、午後1時過ぎに会場にに到着した。 この時点で、主会場(約500名収容)は半分以上が埋まり、辛うじて一般席に着席することが出来た。
菊で飾られた大きな祭壇の中央には、天皇陛下からの御供物があり、勲章や正四位の位記、文化功労者表彰記などが整然と置かれていた。 開始までの50分間、2年前の3月に放送された、NHKラジオ深夜便における畑中夫妻のインタビューが流れ、数枚の写真が放映されると、まるで畑中先生がすぐそこで語っておられるような印象を持った。
午後2時、中村健実行委員長(テノール)の開会挨拶で開始された。 黙祷の後、日本藝術院院長の三浦朱門氏の[弔辞]、日本演奏連盟理事長の伊藤京子氏(ソプラノ)の「お別れの言葉」(友人代表)、門下生を代表して瀬川詠子(アルト)の「感謝の言葉」などが続いた。 いづれも先生のお人柄を偲ぶ痛切な言葉であったが、亡くなる直前まで、病院のベッドの上で原稿を書いておられたということもあり、あと10年は活躍して欲しかった、「残念だ」(三浦氏)という内容の「お別れの言葉」であった。
その後、畑中先生作曲の歌曲独唱、演奏に移った。 大島洋子氏(ソプラノ)、小栗純一氏(バリトン)など、いずれも心の籠った素晴らしい演奏で、鎮魂歌(レクイエム)に相応しいものであった。 最後に、先生が50年以上に亘って常任指揮者を務めてきた、慶応義塾ワグネル・ソサイエティーの総勢200名を越える男声合唱「タンホイザー<大行進曲>」が演奏された。
畑中先生が、故郷門司のことをこよなく大切にされ、旧制門司中学校のことも随筆に色々と書かれていることは、遺族も充分に御理解頂いていたのであろう。 [弔電拝読]では、「福岡県立門司高等学校同窓会硯友会会長石田紘一郎」の名前は、早い順番で読み上げられた。
最後に、3時30分頃から、参列者による「献花」が行われた。 私が主会場を出たあとも、主会場後方の2つのサブ会場(テレビ画面で中継)には合計1000名以上の方々がおり、献花の行列を作っていた。 恐らく、参列者は総数2000名を越えていたと思われる。
畑中先生は、我が門司が生んだ最高の藝術家であった。 歌手(バリトン)、作曲家、詩人、評論家、随筆家、指揮者、教育者、畑中良輔先生の御冥福を衷心よりお祈りします。
思ひ出ステーション門司 開設のお知らせ
同窓会活動の拠点となる施設「思ひ出ステーション門司」がJR門司港駅そばの旧JR本社ビル1階に4月23日、誕生しました。
少子化の影響を受け、門司区内の県立高校4校が相次いで統合・廃校となり、硯友会の事務局も3月いっぱいで丸山校舎を退出せざるを得ませんでした。 そこで同窓会や地域が行政に働きかけ、4校(門司高=硯友会、門司北=門浪会、門司商=風師会、大里=藤陵会)の資料、写真、記念品などを展示して、それぞれの懐かしい思いを末永く残し、訪れる人にも門司で花開いた青春を感じてもらおうとスペースを確保していただきました。
23日に行われた開所式には、各同窓会の代表、市民も大勢出席、マスコミも取材に押しかけるなどレトロ地区での新しいスポットに熱い期待を寄せていました。 席上、吉永高敏門司区長(48回生)は「門司の高校を卒業した人たちが、集い、交流を深め、門司を懐かしみ大いに活用していただきたい」と挨拶しました。
硯友会も時代を追った写真、女子の制服、校章(バックル、ボタン)、さらに同窓会誌「硯の海」文芸誌「風涛」のバックナンバーなど懐かしい品々を展示しています。
「ステーション」の運営は硯友会会員が中心になって行い、硯友会機能もここで果たすことになります。 閲覧・休息コーナーも設けられてあり、思い出に囲まれて青春の日々へのタイムトラベルを満喫されてはいかがでしょうか。 展示されていない品々は、猿喰の門司学園高校(門司北との統合で誕生した中高一貫校)に開設が予定されている「門司高校メモリアルルーム」に収納されます。
また、開館を記念して門司の街並み、港、路面電車などを題材にした元市役所・泥谷誠一郎氏の写真展も5月20日まで開催されました。
*「思ひ出ステーション門司」開館は午前10時〜午後5時(休館は水曜日、年末年始)、
電話・FAX 093-332-3990、
北九州市門司区西海岸1-6-2
42回生の“武藤 優”と申します
門司高校卒業後、長崎大学水産学部を経て水産関係の仕事に就きました。 人生色々あるもので、最終的には、宮城県石巻市に事務所を構え、パプアニューギニアの海で漁獲したエビを輸入・販売する事業を営んでいました。
そして、昨年の3月11日の東日本大震災による津波で会社・工場などすべて流されてしまいましたが、私自身は運よく一命を取り留めました。 その後、気を取り直し、現在は、大阪府茨木市に会社・工場を移し、復活の途上です。
茫然自失の状態だった震災当初には、同期の皆さんを初めとして、たくさんの方々から温かいご支援と励ましの言葉を頂き本当に感謝しています。
この場をお借りして、改めて御礼申し上げます。
今回、会社の宣伝をしてもいいよ、とのお許しを頂きましたので、私たちの自慢の「天然エビ」を紹介させて頂きます。
パプアニューギニアの綺麗な海で獲っている正真正銘の天然エビです。
薬品や食品添加物等を一切使用していませんから、安心・安全そのものです。
特に、小さいお子さんお孫さんにはお薦めです。
エビ好きの方や、周りにエビ好きの方がおられましたら、是非一度お試しください。
パプアニューギニアの現地の人達を育てながら、ゆっくりゆっくりやってきましたが、今年の夏で丸27年になります。 震災を受けて更にスピードが遅くなってしまいましたが、今一度頑張ってみようと思っていますので、宜しくお願い致します。
大阪府茨木市宮島1-2-1-A-909
株式会社パプアニューギニア海産
代表取締役 武藤 優
TEL:072-634-9909 FAX:072-634-9910
e-mail: mmuto@png-kaisan.com
ホームページ: http://pngebi.greenwebs.net/